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■■■ 石川県から世界遺産 ■■■

 先日、久しぶりに石川県にとって大ニュースが飛び交った。世界遺産ではないが石川県から世界無形文化遺産の候補に「あえのこと」が選ばれた。世界遺産と言えば日本には隣県の白川郷・五箇山の合掌造り集落を始め14か所が選ばれている。それ以外にも、金沢や白山も候補にと立候補に動きはあるものの実際に候補になるまではほど遠い気がする。ましてや日本に世界遺産がゴロゴロとあるのも価値が薄いのではと思う。正直なところ世界遺産はあることは知っていたが、無形文化遺産の指定まであるとは知らなかった。

 無形文化遺産(芸能と祭礼)はユネスコの無形文化遺産の保護に関する条約に基づいて定められた物で、世界で90件、その内日本には平成13年に能楽、平成15年に人形浄瑠璃文楽、平成17年に歌舞伎と3件登録されている。文化庁では来年度に追加する無形文化遺産として14件を7月30日に発表した。そのうちの1件が石川県の「あえのこと」だ。

 文化庁 文化遺産オンライン http://bunka.nii.ac.jp/jp/world/h_index.html

 では「あえのこと」ってどのようなものなのだろうか。

 石川県民族文化財  http://www.pref.ishikawa.jp/kyoiku/bunkazai/minzoku/2-1.htm

 能登半島の輪島市・珠洲市・穴水町・能登町に伝わる田の神様に感謝する祭事だ。あえのことの「あえ」は持てなすこと。「こと」は祭りのことをいう。だれを持てなすかというと田の神様で、いかにも実在するように家に招き入れ、食事をしていただき、風呂にも入ってもらうというもので、今風のエアーギターならぬエアーゴッドという感じだ。

 このような歌舞伎などと肩を並べる祭事が石川県にあると言うだけで少々うれしい気がする。しかし、ゆっくりと祭事を見てみたいような気もするし、見学者が多くなって地元の方々が困るもの大変だろうし、能登の方々の生活の一部としてそっと見守るしかないだろう。

*
(あえのこと:輪島市・観光写真集フリー画像より

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