
6月23日から29日までは男女共同参画週間だ。これは平成11年6月23日に男女共同参画基本法が施行されたことを踏まえて毎年行われている。基本法ができた当時は、国や市町も男女共同参画社会に向けていろいろな取組があったが、ここ数年はそんなものあったのかという気配が続いている。石川県でも平成10年に小松市、平成13年七尾市、平成15年加賀市がそれぞれ男女共同参画宣言都市を掲げたが、それ以後は宣言都市に向けての気配すらないのが県内自治体の現状だ。
男女共同参画基本法の前文には「二十一世紀の我が国社会を決定する最重要課題と位置付け」と書かれているが、市民の生活から考えると最重要とは思えないのが現状だ。しかし、私は次世代の在り方を考えると環境問題に匹敵する課題だと思える。この週間に男女共同参画についてよく考えてみたい。
★ 今年度の標語は「わかちあう 仕事も家庭も喜びも」
これは公募により決定した埼玉県の加藤英樹さんの作品だ。日本が人口の高齢化により労働力不足が始まっている。日本社会は歴史の中で人口が減少するという経験をしていない。それゆえに何もかもが新しい取組をしていかなければならない。自分だけがその日、この後の命ある年月だけ良ければいいという考えを持ってしまうと社会は衰退していく一方だ。男だから、女だからと決めつけてしまうと一人一人の持っている互いの力はフルに使うことができなくなる。仕事することで社会に貢献し社会は明日につながる。また社会貢献することで家庭は潤う。一人一人のこの繰り返しが我々の本来の喜びであろう。
★ 石川県に朗報 農林水産大臣賞受賞
この男女共同参画週間に農林水産省では次世代を担う地域リーダーの育成、男女共同参画の促進、仕事と生活の調和がとれた農山漁村などの取組をしている女性を「明日の農山漁村を担う女性」として毎年表彰している。
「明日の農山漁村を担う女性」表彰式
http://www.maff.go.jp/j/press/keiei/kourei/080620.html
この明日の農山漁村を担う女性として今年度の最高位である農林水産大臣賞に能美市の吉川香里さんが受賞することになった。吉川さんは母親の働く姿を見せながら子育てしたいと会社勤めから農業(メロンや野菜の栽培)に12年前に転身した。吉川さんの農業経営だけでなく新規就農者に対する指導力が今回の受賞のポイントとなっているのではないだろうか。
農林水産省男女共同参画推進本部
http://www.maff.go.jp/danjo/index.html
