4月に入り新しく社会人になった方も、小学校や中学校などの新1年生も、みんなピカピカだ。街中で小学校の入学式に向かう親子連れとすれ違った。新しい大きなランドセルは新1年生の象徴だ。最近はランドセルの色もいろいろな色が登場している。街中で見かけた色も、グレー、茶、水色、緑、黄と今までの赤と黒だけという時代は昔のこととなりつつある。
小学校の入学式では校長が新1年生に向かって「入学おめでとう」と声をかけると「ありがとうございます」と透き通ったかわいい声のコーラスを聴くことができた。校長は4つの約束を守ってほしいと声をかけていた。一つ目は一生懸命勉強すること。二つ目は友達や物を大事にすること。3つ目は健康に注意すること。4つ目はきちんとあいさつをすること。校長の一つ一つの言葉を真剣に聞くまなざしは、臨席している大人たちに凛とした空気を漂わせていた。
このような子どもたちに大人は何をしてあげることができるのだろうか。ある時、小学生たちの意見発表会に参加したことがあった。そのとき子どもたちから大人へ「今でも小学校の時の友達と遊んでいますか」と問いかけがあった。会場にいたある大人が「今でも遊んでいて楽しいよ」と答えた。この答えに意見発表した子どもは何かほっとした顔を見せた。考えてみると同級生と会って話をしていると現実から乖離した不思議な空気に包まれそうになる。これを体験することで自分にいろいろな元気が出てくるのだろうと思う。
我が子に、大人たちが楽しかった思い出を語ることだけでも、子どもたちは安心するのだろう。だからきっと君たちも安心して友達と楽しく遊ぼう。たまにケンカをすることがあっても、また今まで通りに楽しく遊べるよと子どもたちに語ろうではないか。また学校であった出来事をたくさん聞いてあげようではないか。